計画的排卵とフーナーテスト | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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計画的排卵とフーナーテスト

 

Q:
不妊歴3年の妻31歳・夫33歳で、病院で性交のタイミング指導を受けています。私の排卵日は不定期で診察を受けて予測しますが、夫の帰りが遅くその日に性交できないことが多いです。排卵日を計画的に希望の日に合わせることはできないのでしょうか。

A:
確かに30代は働き盛りですから毎晩帰宅が10時や11時になり食事中に居眠りするほど疲れていたり、朝の性交を指導しても仕事のため1分でも長く寝ていたいなど排卵日にタイミングよく性交できない夫婦は多いようです。

しかし、下垂体卵巣機能(ホルモン負荷テストで良し悪しが分かる)が正常で、なおかつ医師が排卵誘発剤を上手に工夫して使えば、排卵日をコントロールすることはできます。生理開始3日目のホルモン測定でおおよその排卵日が推定でき、その生理周期が無排卵なのか遅延排卵(通常生理開始から21日を過ぎた場合)かなども分かります。その結果によって排卵誘発剤を工夫して排卵日をコントロールするのです。共稼ぎが普通の昨今ではほとんどの患者さんが週末を希望します。

ですが、せっかく排卵日を希望日にコントロールしてもフーナーテスト(性交後子宮内精子上昇テスト)が不良で子宮内に精子が入らないと台無しです。このテストは数回実施した結果の平均値から判断し、当院では自然妊娠の確率も分かります。不良な結果が続く原因として夫側で精子減少症や精子無力症、無精子症など、妻側では頚管粘液分泌不良や子宮口の屈曲、膣口から子宮口までが長い、膣口の屈曲、子宮頸がんの手術後、抗精子抗体の存在などが挙げられます。

不妊歴3年の妻31歳・夫33歳で、病院で性交のタイミング指導を受けています。私の排卵日は不定期で診察を受けて予測しますが、夫の帰りが遅くその日に性交できないことが多いです。排卵日を計画的に希望の日に合わせることはできないのでしょうか。

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