卵管の検査 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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卵管の検査

 

Q:
不妊歴1年の妻29歳、夫32歳です。近々、子宮卵管造影検査をしますが、以前に受けた卵管通水検査では良好でした。また同じような検査が必要なのでしょうか。痛みが伴うと聞いたので不安です。

A:
子宮卵管造影検査(HSG)は卵管の通過性とその周囲の状態を診るのに最も行われている検査です。卵管通気・通水検査は簡便ですが、正確に診断しづらいのが難点です。HSGは子宮口から造影剤を注入し、注入直後と2~48時間の間にX線撮影を行い造影剤が拡散する様子を観察して子宮や卵管の形態、卵管の通り、周辺に癒着があるかどうかを評価するものです。さらに卵子ピックアップ障害や子宮内膜症の存在も分かり、造影剤を流すことで卵管の掃除にもなるため結果が良好な場合1年くらいは妊娠しやすくなります。

HSGに伴う痛みは二つあると考えられます。一つは造影剤注入のため子宮口に細いチューブを挿入しますが、抜けないようチューブの先をバルーン状に膨らませるときに痛みが生じるようです。腕のよい医者なら子宮の大きさや状態を把握して行うので心配するほどの苦痛はないでしょう。二つ目は造影剤を注入してから痛みが起こる場合で、卵管の通過障害を有することが多いです。

使用するX線量はCTスキャンに相当しますので、妊娠の可能性がない生理終了直後から排卵2~3日前までに行いましょう。

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