子宮不正出血 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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子宮不正出血

 

Q:
20代女性です。月経終了後2~3日で再度出血があり、排卵期ごろにも出血があります。また、月経時は血の塊が出て月経量も増えた気がします。生理不順ではありません。どんな病気が疑われ、どんな検査が必要でしょうか。

A:
ご質問のような婦人科的出血をまとめて「子宮不正出血」といいます。原因として子宮関連では子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮内膜増殖症、子宮内ポリープ、粘膜下筋腫、子宮体がんなどが考えられます。

卵巣関連では卵巣腫瘍(良性・悪性)、子宮内膜症によるチョコレートのう腫、卵巣機能不全(無排卵症)など、骨盤内では子宮内膜症です。そのほか子宮内膜炎や子宮膣部びらん、子宮頸がん、膣炎(カンジダ、トリコモナス、ヘルペス)、外傷性の小さな膣壁裂傷など多数の原因があります。

中でも特に多いのは子宮関連が子宮内膜ポリープと増殖症で、子宮鏡(極細の産婦人科用内視鏡)で子宮内を検査します。麻酔は使わず痛みもありません。子宮内膜組織検査で診断する場合もあります。

卵巣関連では女性ホルモンの急激な低下による無排卵周期症やホルモンバランスを崩す卵巣腫瘍が多く、経膣エコーや血中ホルモン検査で分かります。

子宮内膜症も20代に多い疾患です。子宮や卵巣に原因があると赤黒い出血、膣疾患では鮮血である場合が多くいずれにしても早く検査をして適切な治療を受けましょう。月経時や再出血した時に基礎体温が高温であれば早期流産も疑わなければなりません。

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