不妊治療は内容の理解を | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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不妊治療は内容の理解を

 

Q:
結婚3年の妻39歳、夫40歳で、1年前から治療を受けています。タイミング指導ではなかなか妊娠せず、最近体外受精を勧められましたが納得できず転院しました。しかし、医師の言うまま治療を受けてきたため転院先で不妊原因の説明ができません。どんな原因が考えられますか。

A:
具体的な理由や内容を理解しないまま検査・治療を受けている人は非常に多いです。妊娠は排卵 – 射精 – 受精 – 着床の流れで成立し、この過程を邪魔するものが不妊原因で、事細かに検査してみないと原因は分かりません。

タイミング指導は排卵 – 卵胞成熟 – 精子の進入がすべて良好であれば、通常4~6カ月以内に妊娠します。卵胞の成熟に合わせてホルモン値を測定すると排卵日が推定できますが、ホルモン値が低く卵胞の成長が悪い場合は排卵障害が疑われ、下垂体 – 卵巣機能検査が必要です。

また、半年以上妊娠に至らない場合は卵管閉塞や受精障害の有無、子宮内膜などを検査します。

性交の翌日にフーナーテスト(性交後精子子宮内上昇テスト)を行えば子宮内に進入した精子数が確認できますが、結果が悪い場合は精液検査や抗精子抗体検査も必要です。

このように不妊検査は多岐にわたり時間もかかるため、39歳という年齢を考えれば体外受精も悪くありません。治療に納得できない場合は臆せず医師に質問しましょう。

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