なぜ妊娠できない?自然妊娠を目指す2 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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なぜ妊娠できない?自然妊娠を目指す2

 

排卵日

Q:
結婚2年の妻35歳、夫40歳。不妊症の基本検査では夫婦共に異常はありません。年齢を理由に体外受精を勧められていますが、決心がつきません。タイミング法のコツを教えてください。

A:
大事なのは正確な排卵日を知ることです。そのために月経2~4日目の血中ホルモン値とエコー検査で早期発育卵胞の有無を確認します。

人によっては月経の2~3日前から次の周期の卵胞発育が始まり、月経終了後すぐに排卵することがあります。重要なのは月経中のエコーと女性ホルモン(E2)の数値で、一般的に生理不順などのない39歳未満なら、E2の値のみで排卵日が推定できます。

月経2~4日目のE2正常値は20~70で、約40で月経14日目の排卵とされ、数値がそれ以上なら早く、それ以下なら遅くなります。200以上の場合は卵巣内に嚢腫や嚢胞の発生が疑われます。月経21日目を過ぎると妊娠率は低下するので、排卵誘発剤に加え女性ホルモン薬や抗糖尿病薬を使用することもあります。

推定排卵日の1~2日前に卵胞が17mm以上あれば、E2と黄体ホルモン(P4)、排卵ホルモン(LH)を測定し、E2が200以上、P4が1・0以下、LHが10以下なら卵子は成熟しており排卵は間近です。その後は通院か市販の排卵検査薬で毎朝測定し、陽性が出たらその日にタイミングを取りましょう。

LHが低いことを条件にHCG注射で排卵日を調整することもできます。自然妊娠を目指すにはきめ細やかな通院と検査が近道です。

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