なぜ妊娠できない?自然妊娠を目指す3 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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なぜ妊娠できない?自然妊娠を目指す3

 

自然妊娠

Q:
結婚2年、妊活半年の妻28歳、夫30歳です。フーナーテストを受けた結果、不良で再検査を勧められました。自然妊娠の可能性はありますか。詳しく教えてください。

A:
フーナーテスト(性交後子宮内精子上昇テスト)とは、性交後8~16時間内に子宮頚管内に存在する総精子数と活発な運動精子数から自然妊娠率を割り出す検査です。

精子の子宮内への進入は精子の運動能力によって1~24時間で、射精位置が子宮頚管から遠いとほとんどが漏出し死滅します。検査方法は性交後の頚管粘液を採取し400倍の顕微鏡下で観察します。1視野に運動精子が25以上あると正常で、この場合4カ月に1回の妊娠率といわれています。

単純計算で100あれば毎月、1の場合は100カ月に1回の妊娠率です。ただし、男性の射精状態は体調などで変化するので、排卵期2~3日連続または、3~4周期検査した平均値で判断します。

結果不良だった場合、夫側は

  1. 射精能力低下
  2. 重症精子無力症(運動能力低下)
  3. 重症精子減少症
  4. 無精子症

妻側は

  1. 頚管粘液の分泌不良
  2. 子宮頚がん円錐切除後の頚管粘液分泌不全
  3. 抗精子抗体の存在

が考えられます。

男性は仕事や日常の問題などでプレッシャーを感じると勃起力や射精能力が低下します。そのため、妻は排卵日の伝え方に工夫や配慮が必要です。参考までに、副交感神経と交感神経が切り替わる朝は、射精能力と精子内容が良好というデータもあります。

なぜ妊娠できない?自然妊娠を目指す①はこちら

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