フーナーテスト結果不良の原因と対策 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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フーナーテスト結果不良の原因と対策

 

フーナーテスト

Q:
結婚3年、妊活半年の妻27歳、夫30歳です。数回受けたフーナーテストはすべて結果不良でしたが、夫の精液検査は正常です。どんな原因が考えられますか。また、夫は時々勃起不良がありますが、バイアグラなどは妊娠の妨げになりますか。

A:
性交後、子宮頚管内の総精子数と活発な運動精子の数から妊娠率を割り出すフーナーテストの正常値は、400倍の顕微鏡下で活発な運動精子数25以上ですが、子宮内に進入する精子の数は性交のたびに変化するので数回の検査の平均値で判断します。また、一般的な精液検査の結果が正常でも、より詳細な精子精密検査で形態や運動、染色体に異常が見つかることもあります。

精子精密検査は当院を含め特定の医療機関でしか受けられないため、体外受精で受精するかどうかを調べながら妊娠を目指す傾向にあります。

精子の上昇を助ける子宮頚管粘液が微量でも子宮内に進入できる強い精子もあるので頚管粘液分泌不良は直接的な原因にはなりません。また、抗精子抗体が存在する場合、精子の頭部・頚部・尾部のいずれかまたは全体に付着して各機能を阻害します。抗精子結合抗体検査を行えば、抗体がどの部分に付着するか調べられます。

勃起不良は、フーナーテスト不良の場合が多いです。統計的にバイアグラなどの使用は妊娠に悪影響はありませんが射精威力まで上がるとは限りません。射精は脳の満足度が影響するため愛情ある充実した性交が最も大切です 。

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