排卵誘発剤とは(2) | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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排卵誘発剤とは(2)

 

Q:
不妊歴1年の妻27歳、夫25歳です。現在通院中の医院では月経3日目にクロミッドなどの排卵誘発剤を必ず処方され1年が経過しますが、妊娠に至りません。なぜ服用するのか説明を受けていないし、長期間服用するのも心配です。

A:
排卵誘発剤を理由もなく漠然と使用するのはいけません。妊娠する卵をつくる仕組みは、大脳にある視床下部と下垂体が連動して「卵胞刺激ホルモン」や「黄体化ホルモン」を分泌させ、これらのホルモンが卵巣を刺激して卵胞の発育と排卵を促します。排卵誘発剤はホルモン負荷テストでこの仕組みに欠陥がないかどうかを調べるほか排卵の有無、超音波検査で卵胞の発育状況などを確認してから使用を考えます。

一般的に排卵は月経開始日から10~20日の間に起これば正常とされており、ホルモン負荷テストの結果が良好で排卵があれば誘発剤は必要ありません。誘発剤が必要なのは無排卵や排卵が月経21日目以降に起こる遅延排卵の人で、21日目以後の排卵卵子は過熟化や変性することが多いからです。そのほか、夫との生活上のすれ違いから排卵日を計画的に固定する時にも処方します。

毎月使用して不安な点は、前月の未排卵卵胞や排卵後黄体卵胞が卵巣内に残存することがあり、その状態で使用すると卵巣脳腫になる可能性があります。また、慣れが生じて効果が弱くなることもあります。使用の際は毎月卵巣の状態をエコーで確認し、腫れなどがあれば1周期休むなど適当な処置を取るものです。

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