子宮内膜増殖症とがん化 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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子宮内膜増殖症とがん化

 

Q:
不妊歴8年の夫婦で、子宮内膜増殖症と診断され着床障害を引き起こしているそうです。流産のリスクも高く将来子宮体がんになりやすいと言われました。他の医師には「心配ない」と言われどちらが本当か混乱しています。

A:
率直に言うと子宮内膜増殖症が本当なら「心配ない」という言葉は不適当だと思います。子宮内膜増殖症は「単純性」と「複雑性」に分かれ、子宮体がんになる確率は単純性が1%、複雑性が3%です。しかし細胞のがん化同様、子宮内膜の正常な細胞が何かの原因で異なった細胞を形成する「異形成」が子宮内膜増殖症に加わると単純性で5%、複雑性で30%にもなり、がん化のリスクが高いといえます。

不妊関係では着床障害が顕著です。通常、子宮内膜は月経時に剥離(はくり)してきれいになくなると排卵期まで増殖が始まります。排卵後、増殖はストップし着床に必要なさまざまな物質を分泌する分泌期に入ります。このように子宮内膜は月経(内膜の剥離)・増殖期・分泌期と変化しますが、子宮内膜増殖症は分泌期が欠如するか、分泌期に増殖と分泌が混同して着床の妨げになり、着床できても十分に栄養を取れず流産しやすくなるのです。

自然に治るものではないので経過観察を怠ると子宮体がんを発症することにもなりかねません。症状として痛みはなく月経量が少なかったり不正出血があります。最近月経量が少ないと思ったら注意してください。次回は治療についてお話します。

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