ヒューナーテスト(性交後精子子宮内上昇テスト) | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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ヒューナーテスト(性交後精子子宮内上昇テスト)

 

Q:
結婚2年の妻28歳、夫29歳で、半年前から不妊治療を開始し、ヒューナーテストを5回受けましたが結果はいつも陰性です。人工授精を勧められましたが、精子の状態など詳しい説明がなく納得できません。

A:
ヒューナーテストとは、検査前日の夜に性交渉を持ちその8~12時間後に頚管粘液を採取して粘液中に精子が存在しているか、運動している精子がいるかを400倍率の顕微鏡で確認する検査です。検査は排卵日やその前後に行います。

顕微鏡下に運動精子が25以上存在すると正常で、ちょうど25の人で4カ月に1回は自然妊娠するという統計があります。つまり自然妊娠率は25%です。運動精子が1の場合では100カ月に1回、自然妊娠率1%です。

では、25未満では異常かというとそうとは言い切れず、男性の体調や精神状態によって検査結果にバラつきが出るため5~8回検査してその平均値で判断します。運動精子数10を目安に自然妊娠を目指すか人工授精に進むかを見極めますが、35歳を過ぎると卵巣や排卵の機能が低下するため悠長に検査を続けるより早めに治療のステップアップを考えた方がよいでしょう。

運動精子数が24~3を行き来する場合は精液検査と男性ホルモン検査を、常に3以下なら男性不妊検査・治療を必要とします。常に0の人は無精子症や抗精子抗体重症が考えられます。

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