“子を授かる”食事の重要性2 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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“子を授かる”食事の重要性2

 

Q:
妻29歳、夫30歳、結婚2年です。この1年は基礎体温やエルチェック(尿中LH検査)などで排卵日を推定しタイミング法を行なってきましたが、妊娠に至りませんでした。そろそろ専門医の下での妊活を考えていますが、自分でできることはありますか?食生活と不妊は関係があるとのことですが、詳しく教えてください。

A:
体づくりの基本は食事です。あらゆる細胞が成熟前の成長期(10~20歳)は特に重要で、将来の健康の度合いが決まるといわれるほどです。逆に、細胞が成熟した成人は、不足する栄養素をピンポイントで補う必要があります。今回は成人の「効率の良い栄養摂取」についてお話します。

野菜には硬い細胞壁があり、人間はこれを壊す分解酵素がありません。充分な栄養吸収のために、加熱などで細胞壁を壊しましょう。焼き野菜やみそ汁、鍋物などがお勧めです。なおビタミンCは熱で壊れてしまうので、オレンジなどの柑橘類で補いましょう。

納豆に含まれる酵素・ナットウキナーゼは血液をさらさらにしてくれますが、70度以上では機能しません。そのまま、もしくは熱々ではなく40~48度のご飯にかけて食べましょう。ナットウキナーゼは子宮や卵巣およびその周囲の血流を良くし、子宮内膜や卵胞発育に必要な酵素です。腸内フローラを整え、免疫的にがん予防や余分な血糖値を下げる納豆菌は常温で本来の働きを発揮するので、冷蔵庫から出し20分ほど置いてから食べると良いでしょう。

今後も当欄で日常の食材の効果的な食べ方などを紹介します。

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