不妊に関する市民公開講座web開催のお知らせ | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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不妊に関する市民公開講座web開催のお知らせ

 

今年も当院、茨城県産婦人科医会、茨城県保健福祉部子ども政策局少子化対策課で主催する「不妊に関する市民公開講座」を開催します。

今回は新型コロナウイルス感染拡大予防の観点からwebでの開催となります。

LIVE配信なので、視聴希望の方は12月20日13時より下記URLにアクセスしてください。

リンクページで冒頭にあるID、パスワードを入力して視聴できます。

ID:ibaraki PW:1220

https://live3.3esys.jp/streaming/fuji_201220/

 

今回の各演題の見どころを紹介いたします。

①講演1 「出生前遺伝学的検査のあり方について」

【演者】関沢 明彦 先生(昭和大学産婦人科教授)

昭和大学産婦人科教授である関沢先生がご講演してくださる内容は「出生前スクリーニング検査」についてです。母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査(NIPT)に関する内容をご説明して頂けます。NIPTは妊娠10~16週に採血を行い、21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、13トリソミーについての確率を算出する検査です。簡便な検査と考えられますが、その結果の解釈や、NIPTを受けた患者様のその後の選択肢は様々です。検査の概要と倫理的問題点についてご講演して頂く予定です。

 

②講演2 「着床前診断、最新の遺伝子解析(COVID-19からヒトの解析まで)」

【演者】曽根原 弘樹 先生(ゲノムクリニック(千葉大学))

ゲノムクリニックCEOである曽根原先生に講演して頂くのは着床前スクリーニング検査である培養液を用いた胚の染色体異数性検査(染色体の数の異常を調べる検査)について、そして新型コロナウイルス(COVID-19)についてです。胚にダメージを与えず、胚培養液を解析することでより簡便に行える「ni-PGT-A(非侵襲PGT-A)」について解説して頂きます。さらにゲノムクリニックは新型コロナウイルスについても様々な検査をおこなっております。空気中、エアロゾル中の新型コロナウイルスを検出する事業なども行っており、不妊治療を含めた「withコロナ時代」についてご講演頂きます。

 

③講演3 「当事者から見た不妊治療の現状と課題」

【演者】永池 明日香 氏(NPO 法人 Fine)

NPO法人Fineの会員である永池氏に講演して頂くのは「当事者から見た不妊治療の現状と課題」です。Fineの会とは、不妊治療を受けた患者様が中心となり立ち上げ、「不妊治療患者が正しい情報に基づき、自分で納得して選択した治療を安心して受けられる」環境、また「不妊体験者が社会から孤立することなく、健全な精神を持ち続けられる」環境を整えることを目指して活動している団体です。永池氏は当事者の視点から、不妊治療における心情、特に新型コロナウイルス感染が蔓延する中での不妊治療継続における心境の変化などについてお話して頂きます。

 

初のweb開催となりますが、メリットとしては場所を選ばず通信環境の良いところであればどこでも視聴することができます。また、オンデマンド配信は予定しておらず、LIVE配信のみになりますので、ぜひこの機会に一度ご参加してみてください。もちろん参加費は無料です。

当院は他施設および茨城県と協力し、不妊治療を通して県の少子化対策に貢献できるよう努めております。今回の不妊に関する市民公開講座web開催はその一つの事業となっております。通院中の患者様だけでなくご家族の方もぜひ一度ご参加してみてください。

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