不妊原因を知ろう | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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不妊原因を知ろう

 

Q:
不妊歴6年の妻33歳、夫37歳で3つの不妊施設を受診しましたが妊娠に至らず、原因はないと言われました。今後人工授精や体外受精を勧められましたが、原因不明のまま踏み切るのは疑問です。

A:

排卵日を予測して性交するタイミング法で自然妊娠を目指すのがベストですが、限界があります。不妊原因がなければおよそ3年以内に妊娠するはずで、4年以上は年々妊娠率が低下します。本当に原因はないのでしょうか。以前にもお伝えしましたが、原因のない不妊症はありません。

妊娠の五大条件は(1)良い卵子(2)良い卵管(3)良い子宮(4)良い精子(5)妻に抗精子抗体がないことです。まず、卵胞の成長に伴うホルモン値の変動を検査して正確に排卵日を予測し、性交のタイミングをぴったり合わせていますか。排卵しない未破裂卵胞の場合もあります。次に、子宮卵管造影検査で卵管の通過性があるのはもちろん、卵管が正しく卵巣の方向に向いていましたか。そうでなければ卵子ピックアップ障害が考えられます。

また、子宮内膜に過形成や未熟化があると着床障害です。抗精子抗体があると顕微授精しか妊娠の可能性はありません。最後に、性交時に元気な運動精子が一定数以上子宮内に上昇していますか。精子は通常の精液検査だけでは受精障害や染色体異常などの情報が不十分で、精密検査が必要です。再度検査をして結果を詳細に分析すれば原因が見つかるかもしれません。

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