ヒューナーテストと射精 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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ヒューナーテストと射精

 

Q:
不妊歴2年の妻31歳、夫29歳です。ヒューナーテストの結果が悪く、子宮内への進入精子が少ないかゼロだと言われました。ほかの検査は異常がなく抗精子抗体も陰性で夫の精液検査も問題ありません。希望は自然妊娠です。男性側で工夫できることはありますか。

A:
ヒューナーテストは性交後18時間以内に頚管粘液を採取し、顕微鏡で粘液中の精子数や運動精子を観察して精子が子宮内にどれだけ上昇できたかを予測する検査です。実施日は頚管粘液がよく分泌する排卵3日前から排卵後1日目です。

しかし、男性は「きょう排卵日だから」と急に性交を求められても、体調が悪かったり性欲が起きなかったり、子づくりを義務的に感じていると射精能力が落ち、ヒューナーテストの結果が悪く出る時があります。射精が弱いと精液が子宮頚管に届かないため、精子は子宮内に進入できません。射精は体調や精神状態に左右されやすく繊細です。

この場合、前もって排卵日を予測して体調を整え、禁欲期間を設けると射精の勢いが増しやすくなります。排卵日は月経開始から3日目のホルモン検査(E2・P4・LH・FSH・プロラクチン)で予測できます。

その結果により自然排卵できるか、月経何日目に排卵するか、排卵が遅れるのか、排卵誘発剤が必要かなどの判断ができ、例外(PCOなど)を除き80%の確率で排卵日が推定できます。その排卵予定日に向かって男性は20代なら3日、30代なら5日、40代なら7日ぐらいの禁欲が適切でしょう。

 

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