自然妊娠を目指すなら3 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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自然妊娠を目指すなら3

 

Q:
妻30歳、夫32歳です。市販の排卵検査薬を使い、強い陽性反応が出た当日にタイミングを取って1年経ちますが妊娠しません。基礎体温では低温期最終日に陽性になるとも限らず、高温期に入ってから陽性になることもあります。排卵検査薬は正確なのでしょうか。それとも病院で検査を受けた方がよいでしょうか。

A:
市販の排卵検査薬(LH検査薬)の精度はとても高く、わずかな排卵黄体化ホルモン(LH)も感知します。LHは排卵期以外でも微量に分泌しており、数値でいうと通常1~9、排卵時200以上。しかし、多嚢胞性卵巣の場合LH分泌の基礎値が高く排卵日以外もなんとなく分泌し続けるため検査薬が当てにならない人もいます。

妊娠に関する5種のホルモン、女性ホルモン(E2)・黄体ホルモン(P4)・卵胞刺激ホルモン(FSH)・排卵黄体化ホルモン(LH)・プロラクチン(PRL)の基礎値は月経2~5日目の測定で正確な数値が出ます。

月経6日目からE2とFSHは上昇し、排卵36時間前にピークに達すると脳下垂体からLHが分泌し、同時にE2・FSHが下降し排卵が起こります。排卵後はP4が上昇して基礎体温の高温期を形成し、子宮内膜を妊娠しやすい状態にします。

この一連の作用をPRLが調整し、PRLのバランスが悪いと妊娠を阻害します。こうした生殖ホルモンの複雑な働きにより正確な排卵日を予測することができます。妊活を始めて1年以上経つ場合は専門医を受診しましょう。

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