女性ホルモン低下 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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女性ホルモン低下

 

Q:
妻37歳、夫39歳で不妊歴7年です。現在「妊活中」で治療を受けていますが、いつも生理中の女性ホルモン値が正常値より低いと言われ、排卵誘発剤がないと排卵しないか相当遅れます。治療法はありますか。

A:
月経2~5日目の女性ホルモン正常値は20~70で、この範囲内で数値が高いほど排卵が早く起こり、おおよそ44~55で月経開始より13~14日目と推定されています。

逆に数値が20~30と低ければ排卵は18~20日目ぐらいですが、いずれもLHとFSH、黄体ホルモン、プロラクチンの4つのホルモン値も正常であることが条件になります。

女性ホルモン値が20以下では、ほかのホルモン値が正常で下垂体―卵巣系に障害がなく35歳未満の場合は体が自然にホルモンバランスを調整し遅くても排卵は起こります。

ところが35歳を過ぎると未排卵または遅延排卵になりやすく、遅延排卵は月経開始から21日以内に排卵が起これば正常ですが、22日以降では卵の質が低下し妊娠率が極端に落ちます。

35歳以上で女性ホルモン値が20以下の場合の治療法は、女性ホルモンの一種、エストラダイオール(E2)の服用です。服用後、女性ホルモンが上昇して卵胞が形成されてきたら服用を中止し、自然排卵を待つか排卵誘発剤を使います。

ホルモン値は月経中と排卵直前、排卵後約1週間に測定するとホルモン動態がよく分かります。

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