妊活と夫の協力 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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妊活と夫の協力

 

Q:
結婚1年の夫30歳、妻28歳で、不妊治療を始めたばかりです。夫は今後の治療にどのように協力すればよいのでしょうか。

A:
不妊治療を始めたばかりでは、排卵日に性交するタイミング法を行っていると思われます。この場合、夫は排卵日に向け精巣内に良好な精子が十分に蓄えられるよう禁欲期間を設けます。

20代なら3日、30代は4日、40代は5日、50代は6~7日程度が適切。禁欲期間が長すぎると死滅した精子や奇形精子が増え、逆に短いと精子が未熟だったり精子数自体が少なくなります。

しかし、男性はいきなり「本日排卵日」と告げられてもすぐに反応できるものではありませんから、排卵日をあらかじめ知っておいてください。

排卵日は妻の月経3日目のモルモン検査で推定でき、内服の排卵誘発剤で計画的に排卵させることもできます。排卵日が分かれば適切に禁欲し、仕事やお酒の付き合いをセーブするくらいの協力はしましょう。

また、夫が不妊治療に夢中になりすぎて妻の検査・治療に毎回同行するのもよくありません。妻に余計なプレッシャーをかけ排卵状況がかえって悪くなることがあります。

女性はうれしいことや楽しいことが多いと良い卵ができやすく、排卵も早くなる傾向があります。それは、ホルモンを分泌する脳下垂体が大脳の近くにあり精神的な影響を受けやすいためです。

妻も夫に対し射精を強要しないようにしましょう。不妊治療は夫婦が互いを思いやり協力し合うことが大切です。

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