不妊治療費助成金と相談機関の有効利用を | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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不妊治療費助成金と相談機関の有効利用を

 

Q:
不妊歴2年の妻30歳、夫33歳です。夫の勤め先が被災して収入が減り、経済的余裕がないのに不妊検査の結果は体外受精でしか妊娠できないとのことでした。治療費の助成を受けたいので教えてください。

A:
体外受精の場合、茨城県では1回の治療につき15万円を限度に初年度3回、2年度以降は年2回まで5年間(通算10回まで)助成が受けられます。対象は夫婦の戸籍があることや夫婦の前年の合計所得が730万円未満などです。

最近では各市町村で5万円程度の助成が受けられる制度もあり、通常、体外受精の料金は採卵数により1回25~35万円ですので半額以下の負担で済む場合もあります。現在は排卵誘発剤を少量にするなど患者の負担を軽減する傾向にあるので、主治医と相談して体に合った治療を考えてもらうのが大切です。

また、ぜひ利用してもらいたいのが県の不妊専門相談センターです。県南は土浦市の県南生涯学習センター(ウララ5階)で専門医が予約制で一組1時間、相談に応じています(予約制、TEL:029-241-1130 / 県産婦人科医会)。私も毎月第一木曜日に相談員をしています。

さらに、当院では毎月第4日曜に不妊学級も実施し、不妊検査や治療、薬、最先端の生殖医療情報などを解説します(予約制)。いずれも無料で、治療中でなくてもどなたも利用できます。

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