結婚年数と自然妊娠率は反比例 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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結婚年数と自然妊娠率は反比例

 

Q1:
結婚8年目の30代後半夫婦です。不妊専門医を訪れたところ、いきなり人工授精を勧められました。私たちに自然妊娠は無理なのですか。

Q2:
自然妊娠率が下がるのはなぜですか。

Q3:
人工授精について教えてください。
A1:
一般的に同じ相手と避妊をせずセックスをする場合、その年数が長いほど妊娠率は低下します。そして4年目からは極端にその確率は下がり、8年目ならかなり低いでしょう。医師が不妊検査をさほどしないで人工授精を勧めたのはそういう意味があります。

A2:
第一に、男性はセックスへの慣れが生じると女性への征服欲が低下し射精能力も低下します。射精しても精子の量が少なくなります。第二は、一般的に結婚年数が長いほど互いの信頼関係と愛情は深まりますが、それは親子・兄弟愛と似たものになり性欲自体が低下します。第三に、男性は同じ相手とのセックス回数が増加するほど性欲が低下し、逆に女性は増加します。これは男女の習性ですので仕方ありません。

A3:
人工授精(AIH)は、言葉の通り必ず受精が行われると思われがちですが、単に子宮内に多量の精子を注入するだけなので必ずしもその精子が卵子とめぐり合えるかどうかは分かりません。セックスの場合、精子が膣内から卵子に向かって上昇するので、卵子に到達するまでAIHよりも長い時間と距離がかかります。従って人工授精は妊娠への近道だと思います。また、排卵はAIHを実施する日に起こるとは限りません。AIHの翌日か翌々日に補助的にセックスしたほうがよいでしょう。

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