子宮内膜の改善で妊娠率アップ | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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子宮内膜の改善で妊娠率アップ

 

Q:
不妊歴6年の妻36歳、夫38歳です。今までタイミング法3年、人工授精20回以上、体外受精を4回行い、そのうち2回は妊娠に至りましたが流産してしまいました。何が原因なのか担当の先生も困っています。今後どのようにしたらよいでしょうか。

A:
不妊治療で意外と行われていない検査に子宮内膜組織検査があります。この検査を徹底的に行うことで子宮内膜の異常による着床障害があるかどうかが分かり、特に一年以上の治療で妊娠できない主な原因は着床障害です。

子宮内膜の異常とは、子宮内膜過形成(増殖症)と間質(受精卵が着床する場所)の出血、妊娠するためさまざまな物質を分泌する内膜腺と間質の発達バランスが悪いことなどです。ベストの治療は子宮内避妊システムミレーナの装着で、ミレーナから放出される黄体ホルモンが子宮内膜を正しい状態にして着床しやすくなります。

当院の06年から3年間の統計では、体外受精において正常な子宮内膜の人は妊娠率38%・流産率8%、子宮内膜異常では妊娠率6%・流産率67%でした。まだ20人ですが、ミレーナで子宮内膜が改善した人の妊娠率は80%で今の段階では流産はありません。

結論を言いますと、子宮内膜の改善と、以前ご紹介した頭部に穴のない精子をいかに見つけて受精に利用するかで大幅に妊娠率を上げることができます。

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