当院の診療方針と特長 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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当院の診療方針と特長

当院の診療方針(コンセプト)

当院は生殖医療における過去の治療データや、日本や海外のビッグデータを活用し、患者様それぞれに合うベストな医療を提供いたします。

先代理事長は「自然妊娠を目指す生殖医療」をコンセプトにしていました。基本のスクリーニング検査(ホルモン検査、子宮卵管造影法、子宮鏡、感染症・血液一般検査)において異常が認められない限りは自然妊娠ができる可能性があるため、より自然な方法を推奨していました。しかし現在は先代の「自然妊娠を目指す」信念を踏襲しつつ、より速い妊娠を目指すために積極的にデータを駆使し、効果のある治療を推奨しています。

近年は、生活スタイルの変化や社会の諸事情により、欧米先進国と同様に国内でも、結婚年齢が30年前(22〜26歳)と比較して遅くなっている傾向(30〜38歳)にあります。

そして、その影響から、卵子の老化(卵子は胎生期にはすでに完成しており、以後、減少と老化が進んでいきます)も、最近の女性を取り巻く大きな問題となっています。さらに、卵子の老化は加齢だけではなく、特に35〜40歳ごろにかけては、各人の食生活や健康状態といった生活状況によっても、そのスピードは大きく変化していきます。

当院の下記データのように、排卵する元となる卵胞数は年齢とともに減少します。そしてこれから育つ卵胞数を反映する指標をAMH(Anti-Müllerian Hormone)と呼びます。血液検査で調べることができますが、下記データのように年齢とともに減少します。(当院の過去のデータ分析)

 

さらに女性の年齢が上昇すると、卵子ができる過程や胚ができる過程で染色体異常が起きることが報告されています。染色体異常(異数性)を持つ胚が着床した場合は、流産の原因となります。(海外のビッグデータ 参考:Carmen Rubio, Biology of Reproduction, Volume 101, Issue 6, December 2019, Pages 1083–1090)

 

また、男性も年齢とともに運動精子が減少します。(当院の過去のデータ分析)

 

このように、年齢とともに妊孕性が低下するということはデータが示しており、現在は以前より妊活のスタートラインの年齢が上がってきています。このような現状から、当院では、妊活を開始してから6か月~1年妊娠しないカップルに関してはスクリーニング検査を行い原因を検索し、その上で年齢と卵胞数やAMH、そして精液検査結果より、各カップルにとって最適な治療をご提示し、早期の妊娠ができるよう積極的に治療を開始することを推奨しています。

2022年4月より不妊症が正式な疾患として認められ、不妊治療が保険適用となりました。少子化対策としての政策ですが、費用は安くなったとは言え、上記図のように男女とも妊孕性が年齢とともに低下する可能性があるため、高齢での治療開始は保険適用であるとしても回数が多くなり高額になる可能性があります。

また、晩婚化している現状では何人子どもが欲しいかという家族計画の設計が非常に重要です。患者様それぞれの家族計画によって、治療方針が変わることもあり、これらのことから当院は保険適用制度を利用し、患者様それぞれの状況を加味し、費用対効果、時間対効果が高い治療を提供することを心がけています。また、保険適用外になってしまう患者様には、保険適用で妊娠まで至らない原因の検索および対策を立てて自費診療でも早期に妊娠できるよう尽力します。

特に体外受精をお考えの方は、まず当院の過去のデータや日本のビッグデータを利用した体外受精における成績予測アプリでシュミレーションを行ってください。この結果から家族計画が見えてくる可能性があります。

さらに詳しく当院の理念を知りたい方はこちら

当院の特長

不妊治療専門医院としての実績と歴史

不妊治療専門医院としての実績と歴史当院は昭和48年の開院以来、40年以上にわたって地域医療に携わってまいりました。また、不妊治療には平成3年から本格的に着手しており、県内のクリニックの中でも指折りの25年以上の歴史と実績を誇っています。

患者さまにリラックスいただけるロケーション

患者さまにリラックスいただけるロケーション都市部の喧騒さは不妊治療を行う上で望ましいものではありません。精神的な疲労は酸化ストレスを上昇させ、不妊の原因となります。周囲に筑波山や霞ヶ浦など豊かな自然を望む当院では、恵まれたロケーションの中でリラックスして治療に専念いただけます。

プライバシーに配慮した診察室

プライバシーに配慮した診察室患者さまのプライバシーを守ることは私たち医療機関の大きな責任です。当院では、通常の診療を行う診察室のほか、詳細な治療の説明やカウンセリングを行うための部屋をご用意しています。どうぞ安心して不安やお悩みをご相談ください。

小塙医院の診療時間

小塙医院の診療時間
=女性医師(新村医師)による診療(診療時間は10:00〜12:00)
※初診の患者さまについては、午前中は11時まで、午後は16時までの受付となります。
※初診時の検査は全項目で約40,000円かかります。
※採血の時間は、午前中は11時まで、午後は16時までの受付となります。特に体外受精の方は時間厳守でお願いいたします。間に合わない場合、採卵ができない可能性がございますのでご注意願います。

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