有効な人工授精で妊娠を得るコツ2 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

*

有効な人工授精で妊娠を得るコツ2

 

Q:
結婚4年の妻34歳、夫37歳です。タイミング法を半年、人工授精(AIH)を4回、体外受精(IVF)を3回行いましたが妊娠を得られず、明確な原因はありませんでした。IVFは身体的にも経済的にも負担が大きく、頻繁には行えません。AIHで妊娠するコツはありますか。

A:
子宮内膜に着床障害がなく、IVFで良好な胚(受精卵)を戻しても必ず妊娠するとは限りません。そもそも胚の着床は現在でも偶然性によるものと考えられています。IVFで授精が確認されたならタイミング法とAIHでの妊娠も可能です。

一般的にタイミング法では子宮内に約1万個の精子が進入しますが、AIHではその1000倍以上が進入するので妊娠の確率は高くなります。 有効なAIHを行うには、排卵日の予測が必要です。多のう胞性卵巣(PCOS)の場合を除いて月経第2~4日目のホルモン値測定で排卵日を予測でき、AIH希望日(希望排卵日)に合わなければ排卵誘発剤(クロミッド)を使用します。

服用期間や量は希望日から逆算し、その調整法は主治医の工夫次第ですが、希望日の5~7日前がクロミッドの服用終了日になります。クロミッドの投与には月経中(2~4日目)のエコー診察による早期発育卵胞や前周期排卵後の残存のう胞の有無を確認することが必須です。

さらにAIH予定日の1~2日前にエコー、女性ホルモン(E2)、黄体ホルモン(P4)、排卵ホルモン(LH)の測定で排卵時間を確認でき、注射や坐剤で時間調整も可能です。

 - 不妊治療Q&A