体外受精の前に知っておくこと3 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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体外受精の前に知っておくこと3

 

Q:
結婚4年の妻35歳、夫40歳です。一般的な不妊検査では異常がありませんでしたが、2年間の妊活でタイミング法から人工授精(AIH)までチャレンジしたものの妊娠に至りませんでした。主治医の意見もあり、3カ月後に体外受精(IVF)を受けることを決心しました。IVFまでタイミング法やAIHなどを積極的に行った方が良いのか、何もしない方が良いのか教えてください。

A:
排卵の回数は年齢から推定でき、35~40歳までは排卵障害などがなくても毎月排卵するとは限らず、計48回ほどです。体質や卵巣年齢(AMH)によりばらつきは生じますが、40~45歳では良好な場合で計20回ほど。45歳まで治療を続けるとしても、チャンスは68回ほどしかありません。

そう考えると1回の排卵がいかに貴重かお分かりいただけると思います。IVFを待つ3カ月間も大変重要ですので、タイミングでもAIHでもできることは行いましょう。その際、排卵障害がないなら排卵誘発剤や黄体ホルモンなどの多量投与は避けた方が良いでしょう。

IVF開始時に卵巣が嚢胞化する場合もあり、複数個の嚢胞や3cm以上に拡大してしまうとIVFがキャンセルになることもあります。たとえ続行しても、卵胞の発育が悪く良い卵子が得られないことが多いです。なるべく自然な状態で卵胞形成を観察し、卵胞成熟に至ったら治療すると良いでしょう。

どのような排卵誘発法にするか、黄体期管理をどのようにするかなどは主治医が注意深く経過観察し考えます。

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