酸化ストレスと不妊 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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酸化ストレスと不妊

 

Q:
不妊歴2年の妻36歳、夫34歳で、人工授精や体外受精を検討しています。先に受けた抗酸化力テストと酸化ストレステスト検査がいずれも数値が悪く、不妊治療の前にこれらの改善を勧められました。抗酸化力と酸化ストレスの詳細、不妊との関わりを教えてください。

A:
人間の体に必要不可欠な酸素は、体内に入ると一部は活性酸素に変化します。この活性酸素は、金属が「酸化」してさびるように細胞をさび付かせ、老化を早めるだけでなく蓄積するとがんや動脈硬化、脳梗塞、認知症などさまざまな病気の原因になります。

もちろん人間の体は活性酸素の働きを阻止し細胞を自ら修復する力を持っています。これを「抗酸化力」といい、加齢とともに抗酸化力は低下します。酸化ストレスとは、酸化作用と抗酸化作用のバランスが崩れ酸化が過剰に進んだ状態のことをいいます。

不妊との関わりでは、酸化ストレスにより卵子の成熟障害や卵子の質低下、卵子染色体異常、受精障害、着床障害、精子結合抗体の頻発などが懸念されます。抗酸化力・酸化ストレスの数値は精神状態などで変動しやすいため適宜検査を受けるとよいでしょう。

改善方法は大豆や果物、イワシなどビタミンやミネラルを豊富に含む食事を心掛け、コエンザイムQ10や大豆イソフラボン、葉酸マルチビタミンなどのサプリ、「柴苓湯(さいれいとう)」「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」などの漢方も有効です。

また、カウンセリングなどで胸の内をすべて打ち明け、気持ちを軽くすることも大切です。

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