増える射精機能低下 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

*

増える射精機能低下

 

Q:
結婚5年の私30歳、妻28歳で、現在タイミング法で自然妊娠を目指しています。しかし、もともと性欲が少なく妻から排卵日を告げられるとプレッシャーで射精できません。マスターベーションでは射精可能です。治療法はありますか。

A:
最近、不妊治療をしている、いないに関係なくご質問のような男性が増えています。通常、男性は思考を司る大脳で性欲を感受し、性欲を欲すると脳下垂体から精子をつくる細胞に働きかけるホルモン(FSH)と男性ホルモンの分泌を促し、勃起・射精に導くホルモン(LH)が分泌されますが、男性機能の低下はこの仕組みのどこかに問題があると考えられます。

すなわち、個人差はありますが勃起・射精は思考や精神状態によって左右されるため、マスターベーションで射精できでも膣内射精できない場合は心因性によることが多いです。例えば仕事のストレスや不安があったり、排卵日を指定された中での性交渉は男性にとってつらいものでしょう。

残念ながら決定的な治療法はありませんが、妻の排卵を休日に調節したり夫婦のスキンシップを増やし二人の時間をリラックスして楽しむことが解決につながる場合もありますし、心療内科を受診するのもよいかもしれません。

また、人工授精や体外受精でなかなか精子が採取できない人は調子の良い時に精子を採取して凍結保存する方法もあります。

性欲はあるのに勃起・射精できない場合は精索静脈瘤などの疾患も考えられるので男性不妊専門医を受診してください。

 - 不妊治療Q&A

インターネット予約はこちらから