黄体ホルモン膣座薬 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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黄体ホルモン膣座薬

 

Q:
不妊歴4年の妻36歳、夫40歳です。タイミング法から人工授精4回、体外受精を2回受けましたが妊娠しません。子宮内膜がいつも薄く着床が難しいといわれ、そのため黄体ホルモンの注射を連日通院して投与しましたが効果はなく、注射をしたでん部が腫れて痛みもあります。内服薬を併用しても効果がありません。ほかに方法はありませんか。

A:
着床に理想的な子宮内膜の厚さは受精後5~7日目に15mm以上ですが、8mm未満と極端に薄くなければ妊娠のチャンスはあります。

子宮内膜が薄い人には内膜を厚くし着床しやすい環境に整える黄体ホルモンの注射を投与しますが、体質によっては注射製剤に含まれるタンパクが皮膚アレルギーを引き起こし、局所にホルモンが留まって全身に行きわたらない場合があります。そのため皮膚が腫れて痛みを伴うのです。

また、内服薬も胃腸の消化吸収能力や肝機能に左右され効果が出ない人もいます。このような場合には膣から直接黄体ホルモンを補充する膣座薬や膣クリームがあります。

効果も高く副作用が少ないといわれ、欧米では10年以上にわたり盛んに使われています。指導を受ければ簡単に塗布できるので通院の必要もなく、当院では使用者の妊娠率が30%上昇し好評です。料金は1周期分で1万5,000円程度です。

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