細菌・クラミジア感染と不妊 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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細菌・クラミジア感染と不妊

 

Q:
未婚の33歳です。最近、白色や黄色の帯下が多く、外陰部にかゆみもあります。クラミジア感染や細菌感染は慢性的になると不妊になるとネットで見ましたが本当ですか。私も以前から治療と再発を繰り返していて心配です。

A:
性感染症の場合はすぐに治療を受けなければなりませんが、一番危険なのは帯下やかゆみなどの症状がなくなったからといって自主的に薬をやめたり再検査しないことです。治療後の再検査で問題なかったとしても、さらに数週間後にもう一度検査して完治させることが大切です。

なぜなら感染の原因となる細菌やウイルス、真菌は薬に攻撃されると奥に潜む習性があるため、仮に検査が正常だとしても後に出現して症状を引き起こすことがあります。

不妊症との関連ではクラミジアが最大の問題です。感染経路は性交で、女性の場合、放置すると膣内から子宮頚管、子宮内、卵管、卵巣と広がり、やがて卵管閉塞や子宮付属器官炎、周囲の癒着を引き起こし不妊の原因をつくります。男性は尿道から前立腺、精嚢などに広がり、精子奇形や精子無力症などの男性不妊を引き起こします。

感染初期はほとんど無症状なのが厄介なところです。帯下の異常に気づくころには50%の確率で腹腔内にも感染しています。放置して自然に症状が治まることもありますが、大半が不妊に移行しています。抗生剤で確実に治るので早めに受診しましょう。

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