自然妊娠を目指すなら2 | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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自然妊娠を目指すなら2

 

Q:
32歳同士の夫婦です。二人とも仕事が忙しく、排卵日と思われる時期にタイミングは取っていますが1年経っても妊娠しません。基礎体温では排卵後の体温上昇がはっきりしないので、本当に排卵しているか不安です。できれば自然妊娠を目指しているのでアドバイスをお願いします。

A:
基礎体温表は不妊検査・治療を受ける上で重要なもので、体温の推移からその人の性周期の流れをつかむほか無排卵の可能性や黄体機能不全の有無なども分かります。

しかし、睡眠不足だったり計測の時間がバラバラでは体温が高くなる傾向にあり、体温表が正確に評価できません。毎日最低6時間は寝て起床時に布団の中で計測しましょう。

一般的に低温期最終日が排卵日といいますが、その日実際に排卵するのは3割程度。すでに排卵が終わっていたり体温上昇中・後に排卵するなど個人差があるため、正確な排卵日を知るには通院が必要です。現在は血中ホルモン検査やエコーによる卵胞観察で排卵時間まで推定できます。

排卵を確認してタイミングを合わせても妊娠しない場合は

  • 卵子が未熟なまま排卵している
  • 女性ホルモン値がピークに達しているのに排卵黄体化ホルモンが放出されない(下垂体機能不全)
  • 卵胞が固くて卵子が飛び出せず、そのまま死滅
  • 卵管が卵子をキャッチできない(ピックアップ障害)

などが考えられ、排卵一つでこれだけの不妊原因が考えられます。子づくりを始めて1年以上経っても妊娠しない場合は医師の診察を受けてください。

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