凍結胚移植 妊娠決める胚のグレードと黄体管理(1) | 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

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凍結胚移植 妊娠決める胚のグレードと黄体管理(1)

 

Q:
妻38歳、夫42歳、不妊治療歴4年です。これまで何度も体外受精や顕微授精を行い、凍結胚移植も10回以上施行してきましたが、妊娠に至りませんでした。主治医には、今後も同じ治療を繰り返すしかないと言われましたが、胚の状況によって妊娠率は変化するものでしょうか?

A:
体内に戻す胚は、初期胚(4〜8分割)か胚盤胞ですが、いずれにしても胚の状態によって妊娠率は変わります。良好な卵子と良好な精子がそろえば80%は良好な胚になります。残りの20%が良好にならない原因は不明です。良好な卵子と運動能力の低下などがある不良な精子の場合は顕微授精を行うことが多いですが、胚が良好になることは少ないです。不良な卵子と良好な精子の場合は、受精率自体が低く状態の良さも望めません。

初期胚の場合、不良率をパーセンテージで表し、数値が低いほど良好です。胚盤胞は1〜5でグレード化し、数値が低いほど良好になります。不良率が0%の初期胚、グレード1の胚盤胞を移植する場合、妊娠率は80%になります。20%またはグレード3なら妊娠率は10%程度、30%以上またはグレード4〜5では妊娠はほぼ難しいでしょう。この基準は胚培養士が決定し、医師に伝えます。移植については、医師と患者さんが相談して決めていきます。

そもそも、体外受精や胚移植など本来とは異なる環境で受精する卵子や精子は、非常に丈夫で良好なのです。

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